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良いリーダーになるためには


「あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、 みなに仕える者になりなさい。」これは2000年前にイエス・キリストが言ったことばです。イエス・キリストは自分の命を犠牲にするほど人々に仕え、私たちに仕えることの大切さを示してくれました。今日はこのことばから、良いリーダーになるための方法を考えてみましょう。

皆さんは「サーバントリーダーシップ」という理論をご存知でしょうか?ロバート・グリーンリーフ氏が提唱した、聖書に基づく「上の立つ者こそ下の者に仕える姿勢が必要」という考え方で、アメリカではかなり浸透してきています。日本ではまだ一部でしか受け入れられていませんが、資生堂の元社長である池田守男氏が「サーバントリーダーシップ」に基づく経営改革を進め、同社を赤字から黒字転換にしたことは有名な話です。(参考文献 サーバントリーダーシップ入門 池田守男・金井壽宏著 かんき出版)

さて、この理論では上司が部下に仕えるとういことになりますが、そんなこと出来る訳ないだろう・・と思う方も多いのではないでしょうか。ここで言っている下の者に仕えるとは部下の仕事をしなさいという事ではありません。リーダーは下のもの1人1人に配慮し、働きやすく、能力を発揮できる環境を整えるものです。それにより、そのチーム、部署、会社が大きな成果を上げるというものです。

具体的には、信頼関係を築くこと。いつも部下や後輩に困っていることがないか、心配ごとはないか?話し合うことです。そして、それらの問題を解決して、助けてあげることです。これが下の者に仕えるということです。こうすることで、働きやすい環境が整い、皆リーダーを信頼するようになることから、チーム全体の成果が上がることにつながります。決して、下の者に配慮せずに強引に仕事をさせることのないようにしたいものです。

皆さんも自分から見れば後輩にあたる一人ずつからでも、実践してみてください。一サラリーマンである私も可能なかぎり実践しています。自分から見ればある一人の後輩に仕えることで、彼は仕事の実績が上がり、今では私が困っているとき、何も言わなくても仕事を手伝ってくれるようになっています。


(2011年 通巻 12号)

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