「明日があるさ」
- Masato Ujiie
- 2014年8月30日
- 読了時間: 2分
私が学生だった頃、缶コーヒーのCMで「明日があるさ」と言う曲が使われていたのを、最近思い出しました。昔はなんとなく好きなだけでしたが、今聞き返してみると、仕事等をリラックスして出来るような気がします。
聖書には、次のような言葉があります。
「だから、あすのための心配は無用です。あすの事はあすが心配します。労苦はその日その日に十分あります。」(マタイ 6:34)
この聖書箇所は、イエスが様々な説教をした中にある説教の一つで、その日その日に必要な事は神様に用意されていて、将来の事で不安ばかりに気をとられてはいけないと言う事を教えてくれている箇所の言葉です。
私的な事ですが、私が以前勤めていた会社では、毎日10時間以上働かないと生活がままなりませんでした。仕事を長時間する事で、他のやりたい事や休む事も中々出来ず、毎日疲れていたのを覚えています。
しかし、今振り返ってみると「贅沢な生活をしたい」と言う欲や「将来の為」と言った不安があったのではないかと思います。
聖書が言う様に、労苦(仕事)はその日その日にきちんとありますし、神様は私達の必要を満たして下さいます。必要以上に残業をした時は、確かに沢山のお金が手に入りますが、その為に身体を壊しては全く意味がないと思います。
もう一つの聖書箇所をご紹介します。
「片手に安楽を満たすことは、両手に満たして風を追うのにまさる。」(伝道者の書 4:6)
残業をするのが悪いのではありません。その分、他の人の負担も減るでしょうし、お金も稼げるでしょう。しかし、必要以上にお金を稼いでも安楽(平穏)な明日は手に入れらないかもしれません。
将来の事は、誰にもわかりません。もしかしたら、明日には病気になったら治療費に殆ど消えてしまうかもしれませんし、会社が倒産するかもしれません。たまには、早くに職場を出て、家族の為や、自分のリフレッシュの為に時間を作ってみるのも良いかもしれません。
さらに、すべてを満たして下さることが出来る方がいるのであれば、その方に明日のことを委ねれば明日の心配はもっと消えるでしょう。
(2014年 通巻157号)
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